タトゥー除去 アブレーション法
タトゥー除去 アブレーション法とは
刺青やタトゥー除去の方法で、皮膚の表面を削り取る施術をアブレーション法と言います。
2つのレーザーを使用することで、カラフルな刺青・深く入っている色素、切除では不可能な大きい刺青などあらゆるタイプの刺青に対応可能な治療です。
しかし、アブレーション法はやり直しが効かず、削りが足りないと刺青が残る難しい治療ですので、技術も必要になります。当院では経験豊富な医師が担当します。刺青のある皮膚を削り取っていきますので、体質によってはケロイドや瘢痕拘縮が残る場合もありますが、切開法よりさらに広範囲のタトゥー除去が可能です。
このような方におすすめ
- 広範囲に刺青がある方
- カラフルな刺青がある方
施術方法
当院では、アクションⅡ(エルビウムヤグレーザー)とピコレーザーを使用しています。
エルビウムヤグレーザーは、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)に比べて約10倍の水分への吸収率があります。水に吸収されやすいため正常組織への熱損傷がほとんどなく、凝固層ができないため傷の治りも非常に早いです。エルビウムヤグレーザーで表皮から真皮層を削ります。その後、ピコレーザーで真皮層の深部に残った色素を照射します。
メリット・デメリット
メリット
- 広範囲に刺青があり切開法では適応外の場合でも可能
- 一度の治療で刺青を取ることができる
- 治療時間が短い
- 刺青の大きさ、色味に左右されない
デメリット
- 傷跡が残る
- ケロイドになる事がある
- 皮膚が再生するまで数ヶ月かかる
- 治療後しばらくは2~3日毎消毒のためにご来院いただく
施術概要
治療時間 | 30~60分 ※大きさによる |
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適応 | 色味・深さ・大きさに関係なく除去できます。 ※1日で治療ができる大きさには限界があります。 |
通院 | しばらくは、2~3日毎消毒の為に通院が必要です。 |
入浴等 | 患部を濡らさないようにすれば、当日からシャワーは可能です。 |
ダウンタイム | 必要に応じて患部に軟膏、テープ処置。約1ヶ月で皮膚が再生して傷が乾いてきます。3ヶ月後以降、赤みが引き、傷が目立たなくなっていきます。 |
注意事項
- 当日は体の温まる行為はお止め下さい。(過度のスポーツ・飲酒・入浴)
- 治療部位は敏感になっていますので強い刺激は与えないでください。色素沈着の原因にもなります。
- 治療後しばらくは、2~3日毎に消毒のためご来院頂きます。
- 入浴、飲酒、過度な運動は出血の原因になりますのでしばらく控えて下さい。
- 治療後は日焼けや摩擦などの刺激にお気をつけてお過ごしください。
- 治療後3~6ヶ月は傷が広がらないようにテープで圧迫して頂くとよりキレイに治ります。
治療の流れ
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STEP.1
医師によるカウンセリング 経験と実績の豊富なベテラン医師が、患者様のお肌の状態や気になる症状、治療方法などについて、じっくりカンセリングをします。
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STEP.2
タトゥーを削り取ります 患部に局所麻酔をし、アクションⅡ、ピコレーザーを使用して丁寧に削り取ります。
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STEP.3
アフターケア 気になることがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。次回は3日後に診察します。
料金
タトゥー除去 アブレーション法 |
275,000~ 1,100,000円 |
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※税込価格です。
よくある質問
Q大きな刺青も1回でとりのぞくことができますか?
A部位にもよりますが1度で削り取れる範囲は約20×20cmまでです。
Q傷跡は残りますか?
A治療部位は、火傷のような治療跡が残ります。
Q傷跡は目立ちますか?
A小さな刺青であれば擦り傷のような跡ですが、ただ一方でいくつかある刺青除去方法の中で最も傷跡が残る方法のため、傷跡を残したくない人にはお勧めできない方法です。
Q入院しないといけませんか?
A入院の必要は無く、外来のみでの除去が可能です。
Q治療後に違和感はありますか?
Aしばらくは、むくみなどで多少違和感等がでます。時間の経過とともになじみますのでご安心ください。